ごあいさつ
まずは、本ホームページへお越しいただき誠にありがとうございます。
私がメダカ事業を始めて、昨年は満15周年という節目の年となりました。ここまでメダカ事業を継続できたのも、ひとえにめだか愛好家の皆様のおかげでございます。併せて感謝を申し上げます。
めだかの館は新種・改良めだかの養殖販売を行っております。しかし、最初からメダカ事業を行っていたわけではありません。めだかの館をオープンする20年前、今から30数年前のことですが、当初はさつき盆栽専門店として店舗をオープンしました。何もない荒れ地の開拓から始め、いつかここに誰もが集まり癒しを提供できる場所をつくろう、そんな夢を抱きながらコツコツを店を作っていきました。
盆栽を基に店づくりをしていく中で、水盤等に浮くボウフラ対策としてメダカを飼育し始めました。水盤や睡蓮鉢に何気なく入れていたメダカでしたが、それを見た盆栽のお客様が「このメダカを売ってくれないか?」と言い始めました。それも何人ものお客様が同じことを言うのです。私はメダカに興味を持ち、メダカを増やすことに挑戦してみました。「なんと簡単に増えることか」と思っていた矢先のこと、突然すべてのメダカが死んでしまいました。これがきっかけで、「なぜ?どうして?」とメダカに対する興味が沸々とが湧き上がってきたのです。今思えば、それがすべての始まりでした。
メダカの飼育を始めてからは品種の改良に没頭し、たくさんの新種・珍種と出会いました。めだかの館を立ち上げ、改良めだかの写真を残すため毎年カタログの制作にも取り組んでいます。
メダカを通じて沢山の方と出会い、次々にメダカ仲間が出来ました。「この仲間たちと何かがしたい、もっともっとメダカ仲間を増やしたい」と思い、始めたのが日本めだか協会の設立であり、日本メダカ品評会の開催です。そして、メダカを錦鯉・金魚に次ぐ「日本における第三の観賞魚文化」として定着させたいという思いで、現在も日々邁進しております。
人と人とを繋ぐメダカ。この小さな生物に私はとても不思議な力を感じています。メダカを通じて広がっていく世界。近年では国内外を問わず、その人気に広がりを見せています。私は、まだまだ進化の可能性があるメダカ飼育を楽しみ、メダカの世界をより良いものにしていくための手助けをし、さらに多くの仲間との交流を深められる「メダカ文化」を確立したいと考えております。
最後になりましたが、皆様のメダカライフがますます充実することを、遠く広島の地より願っております。
めだかの館 代表 大場幸雄
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