「日本めだか品評会」は、日本で初めて開催された全国規模でのメダカ品評会です。
第1回日本めだか品評会
日時:2007年9月15〜24日
趣味の世界で必要とされるのは、自分の作品を発表する機会である。
メダカで言えば品評会である。
今でこそ各地で愛好家同士が品評会を開催しているが、当時は品評会などどこにもなかった。
そこで、有志が集まり、当店にて品評会を開催していた。
元々自店舗で盆栽の展示会を催していたこともあり、おおよそのノウハウは知っているつもりだったが、植物と動物は大きな違いがあり、苦労したのを覚えている。
きちんと展示できるかはもちろん
展示中に生体が死ぬのではないか
きちんと出品者の元に戻るまで無事だろうか
等、心配事ばかりではあったが、様々な方のご協力により、順調に開催を重ねていった。
次第に規模は拡大し
いっそのこと全国大会を開催してしまおう
という声が上がるに至る。
愛好家の協力もあって、2007年
全国初の改良メダカの全国規模の品評会を
当店主催で開催することができた。
めだかの館カタログNo.7(2008)より
めだかの館カタログNo.7(2008)より。めだかの館賞を受賞したメダカが、菅氏が発見した初代「幹之」である。改良メダカ界にとって大変貴重な写真である。
めだかの館カタログNo.7(2008)より
翌々年の2009年からは主催が日本メダカ協会となったが、
その足がけとなった品評会である。
第1回春季日本めだか品評会
日時:2008年5月2日〜6日
第一回春季 日本めだか品評会
昨年の平成20年5月2日〜6日の5日間、めだかの館において第一回春季日本めだか品評会を開催しました。
平成19年9月、盛大に行われました「第一回・日本めだか品評会」を開催の折、出品ならびにご来場されました愛好家の皆様より口々に、次回品評会の早期開催を望む声を頂きました。
その熱が覚めやらぬ11月には、全国から三十名もの愛好家が一同に集い、今後の改良メダカ界についての協議を行った懇親会(通称「メダカ・サミット」)の席上、再度「早期開催」「春季開催」の提案が挙げられ、そこで長時間の協議検討を行った末に、「春季品評会」の開催が決まりました。
以来、半年もの間、準備を進める中で、日増しに発展する「めだか文化」の興隆を肌で感じながら迎えたこの度の開催では、予想を遥かに越える皆様の情熱と勢いに触れながら、一滴の水が大河となるが如く、いや増して発展する改良メダカ界を深く確信した次第であります。
そして、15都道府県から総勢53名もの出品者様により、146点(253匹)の出品を頂きました。
中でも、昨秋に続いて「懇親会」を、品評会期間中に合わせて開催する事ができ、全国の友と再び交友を深めると共に、今後に向けた各種提案を頂くなど楽しいひと時を過ごせ、第一回に相応しく思い出深き春季品評会となったのは、言うまでもありません。
最後になりましたが、出品者の方々、品評会の準備、開催中のお手伝いをしてくださった方々に重ねて御礼を申し上げします。
めだかの館 大場幸雄
最優秀賞を受賞した
久保河内 巴様の「水泡眼楊貴妃」
久保河内様のコメント
2005年くらいだと思います。
めだかの館にいた1水槽の楊貴妃は売ってはもらえませんでした。次の年、たくさん増えていた楊貴妃NO.5を10匹購入。(この時もホタルは売ってもらえず・・・)
そして、その半年後、やっと東天光を購入。
その子供達が、村長様より久保楊貴妃と名前を頂きました。(でも私たちは新種の楊貴妃が産まれているとは思わず、ビックリしました。)村長様より「これは東天光とは違う」と言われ、あらためて見比べて知りました。
一年後くらいに、片目の水泡がふくらんだ楊貴妃を2〜3匹発見!ちょうどヒーターを入れていたので、ヒーターでやけどしたのだと思っていると、2007年10月頃産まれの楊貴妃の中に両目の水泡眼(香世)が産まれていました。
2008年の3月に転勤から帰ってきた息子がが「母ちゃん、コレやけどじゃないよ!」と見抜いてくれ、よく見ると2匹。しかも夫婦がいました。でもこの眼になるには4〜5ヶ月かかります。成長するにつれ大きくなります。久保楊貴妃や水泡眼(香世)を有名なメダカにしていただけたのは、ひとえに村長様、スタッフの方々のおかげと感謝しております。
今回の品評会はみなさんのメダカ全てがとてもキレイで入賞できるとは思ってもいませんでした。みなさんに、うちのかわいいメダカたちを見て頂きたいという思いで出品させて頂いてたので、予想外の入賞にとても驚き、また嬉しく思っています。
これからもいたらぬ私たちではありますが末永くよろしくお願い致します。
第2回日本めだか品評会
日時:2008年9月20日〜23日
第2回 日本めだか品評会
昨年の平成20年9月20日〜23日の4日間、めだかの館において第2回日本めだか品評会が開催されました。
平成19年9月に開催いたしました「第一回 日本めだか品評会」から「めだか品評会」の歴史がスタートしました。春季、そして今回と回数を重ねるごとに、めだか文化の広がりや、愛好家の皆様方のめだかに対する愛が深まっていくのをひしひしと肌で感じます。
前品評会よりわずか約半年の間にもめだか文化はますますの発展を見せ、前回を上回る19都道府県、総勢64名の愛好家の方より159点(386匹)の色彩、個性様々なめだかの出品を頂きました。
また、期間中には全国のめだか愛好家の皆様が一同に会し「日本めだか協会」の発足式や「めだか愛好家懇親会」を開催することができ、思いで深き歓談のときを過ごすことができました。
こうして、めだか文化が次のステージへ進むことができた現在、私の夢でありブログのタイトルでもある「100年メダカ」へまた一歩近づけたのではないかと思っています。
今後は清水理事長を皆様で支えつつ、私もめだか文化の中にいる一人の愛好家として尽力させていただく決意でございます。
最後になりましたが、皆様の益々のご健勝を遠く広島の地より願っております。
100年愛されるめだか作りを目指して
出会いましょう。楽しみましょう。作りましょう。めだか文化とめだか仲間。
めだかの館 大場幸雄
最優秀賞を受賞した
山沖 光夫様の「煌」
メダカサミットから日本メダカ品評会設立へ
先の全国規模の品評会では、全国のメダカ愛好家が集まり、それぞれが改良メダカの未来や夢について思いのたけを語りあった。
語りの場は大盛況であり、その集まりは定期的に催された。
当時、この集まりをメダカサミット(全国のメダカ愛好家の集い)と呼んでいた。
第2回メダカサミットの様子
2007年11月に開催された第4回メダカサミットでは、
多くの愛好家たちが願った「メダカ協会」の設立が決まった。
らんちゅう(金魚)」の世界では、古くから「家元制」が取り入れられ、協会も設立されています。
もちろん、歴史ある芸道(華道や茶道)の世界でも家元制により、長年素晴らしい趣味の世界が維持されてきたということはご存知のとおりです。
そう。何かを楽しむにはある程度の秩序が必要になります。
そして、その秩序事が「協会」設立なのです
メダカサミットでの話し合いより 引用
こうした想いが形となり、2008年に日本メダカ協会が、設立された。
めだかの館カタログNo.7(2008)より。第4回メダカサミットの様子と内容。
めだかの館カタログNo.7(2008)より
めだかの館カタログNo.7(2008)より
日本メダカ協会HP
http://jma-medaka.jp/
日本メダカ品評会について
http://jma-medaka.jp/exhibition.html
https://www.medakanoyakata.jp/?mode=f3
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