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ピュアブラック-1匹の発見から作出までの道のり-

本年2003年に新発売いたしました「ピュアブラックメダカ」についてお話したいと思います。このメダカを作るに至った経緯はこのようでした。

3年前のことでした。一匹の真っ黒いメダカを発見。普通の茶メダカではありません。普通の茶メダカは保護色の機能をもつため、入れた容器の色により体色が変化します。
しかし、発見したメダカは、真っ黒なのです。白い容器に入れても、体色が変化しないのです。その他にも特徴がありました。頭が小さく、目が点のように小さいのです。体も他のメダカに比べて長いようでした。私は、このメダカを「黒べえ」と名づけました。

私は、この「黒べえ」に非常に魅力を感じました。そこで、このメダカを交配し、繁殖させ、固定化したいと思いました。ただ、私より先にメダカを飼育してきた先輩達は、無関心でした。一言こう先輩に言われました。「このメダカは奇形だから止めておいた方がいい」
そう言われれば、意地になるのが私の性分。

どのメダカにでもいいから、この「黒べえ」の遺伝子を残したいと思いました。他のメダカと交配したところ、ほんのわずかですが卵がとれました。その数、2、3個だったように記憶しています。
卵は孵化しましたが、稚魚はなかなか体が大きくなりませんでした。アルビノメダカの稚魚もなかなか大きくなりませんが、それと同じです。
それでも、続けて他のメダカ2?3匹と交配し卵をとりましたが、やがて、その「黒べえ」は死んでしまいました。

やっと何匹が産まれたF1。大切に大切に育てました。
1年後、F1同士を交配し、F2をつくることに成功しました。F2をじっと観察していると、真っ黒なメダカを1?2匹発見。あの「黒べえ」です。F2で真っ黒なメダカが出てくることは理論上はわかっていましたが、実際にそのメダカを目にした私は、思わず、「やった!!」と心の中で叫びました。

また、そのF2を大切に育てました。そして、ありとあらゆるメダカと交配しました。なんとか、この「黒べえ」の遺伝子を他のメダカに移し、残すためです。交配したメダカは、茶色の普通種、ダルマ、ホタル、アルビノホタル、アルビノダルマなどなど。あらゆるメダカと交配を重ねること2年。試行錯誤の連続でした。
その結果、やっと普通種の形をした「黒べえ」が固定化しつつあります。

この「黒べえ」を発売するにあたり、もっと良い名前はないものかと思案しておりました。このメダカは、体型にも特徴があるのですが、何と言っても、最大の特徴は、その黒さにあります。保護色の機能をもたず、全くの純粋な黒色です。そんなことを友人と話していたときのことです。「純=ピュア、黒=ブラックだから、ピュアブラックはどうだろう」ということになりました。
そのときから、このメダカは、「黒べえ」改め、正式に「ピュアブラックメダカ」という名前になりました。

現在、普通種のピュアブラックメダカは販売しております。このピュアブラックメダカ同士を交配しますと、素晴らしいメダカが産まれます。産まれるメダカは、普通種(フルカラー)、ホタル(フルカラー)、ダルマ、ホタルダルマ、スーパーホタル、目点スーパーメダカなどです。また、100匹中、4?5匹の割合で、ピュアブラックメダカが産まれます。
なお、ピュアブラックメダカのダルマ、ホタル、ホタルダルマは、2004年発売予定です。ピュアブラックダルマメダカをご覧になりたい方は、当店のホームページの「メダカ王国(ビデオ画像)」をクリックしてください。動画が入っています。

 
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